量の減少に加え、獲れるのは細い小型魚ばかり
同庁が提示した削減案は、太平洋における2025年のサバ漁期(7月から2026年6月まで)を対象としている。2024年漁期(同年7月から2025年6月)の漁獲枠35.3万トンから、6.8万~10.9万トンへと大幅に引き下げようというのがその内容だ。
太平洋側では近年、青森県の八戸港、宮城県の石巻港、千葉県の銚子港、静岡県の沼津港といった主要港でサバの水揚げが減っている。水産庁などによると、1970年代には太平洋側だけで100万トンを超え、豊漁期となっていた。その後は増減を繰り返し、2021年以降は再び減少期に。2023年漁期は約7万トンと低水準に落ち込んでいる。
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