ホンダ自社株買いの覚悟

日経が報道した12月18日の日産株はストップ高になり、ホンダ株は下落した。これは株式市場が、経営統合は業績悪化の日産をホンダが救済するためと見たからだ。

統合交渉入りの発表と同時に、ホンダは最大で1兆1000億円、発行済株式数の約24%に当たる自社株買いを行うと発表。この額はネットキャッシュ(手元の現金から有利子負債を引いた額)の約3分の1に相当する。

「三部社長も自社株買いの規模には反対で、取締役会でも賛否両論が出たが、経営統合入りでさらに株価が下落することを恐れた藤村英司・最高財務責任者(CFO)が強く推し進めた」とホンダ関係者は話す。

(井上 久男/文藝春秋 2025年3月号)
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