音声会話に「目」がつき、ますます無敵に

2025年1月の時点で有料ユーザーのみの機能となりますが、2024年12月に新たな機能が発表されて、世間を騒がせました。それが「ビデオ通話」です。要は、音声会話をするなかで、ChatGPTが映像を認識できるようになったわけですね。

人を映して紹介すると覚えてくれますし、モノを映すと「そのモノは何か」を認識してコメントをしてくれたりします。ネイティブの講師や友達とビデオ通話している感覚が可能になり、ますます「人(ヒト)感」がアップしていて驚きです。

また、画面共有も可能になりました。スマホの画面を映しながら、それについて話したりできます。

OpenAI公式の動画では、同僚を1人ひとり紹介したり、コーヒーを淹れるプロセスをリアルタイムで教えてもらったり、ショートメールの画面を共有して、どのように返事をしたら良いか、ということを教えてもらっていました。

ネイティブの友達とビデオ通話している気分

私が考える、この機能の英語学習への応用を3つ紹介していきます。

①3D辞書として使う

日常生活で「これ英語で何て言うんだろう? でも日本語でも何て言うかわからないし、説明が面倒」というときがありますよね。ChatGPTのビデオ通話を起動して、対象物を映し「これって英語で何て言うの?」と聞くだけ!

②英文が読めるサポーター

英語を読んでいて「この文、全体的に何を言っているかわからないな……」という時、ChatGPTの画面共有機能を立ち上げ、該当部分をハイライトして「ここってどういう意味?」と聞くだけ。

③ネイティブとビデオ通話をしている気分を味わう

「これ買ったんだ! どう思う?」など、まるで友だちとビデオ通話をしているような気分を味わえます。私は試しに、最近買ったアイシャドウを映して「これどう思う?」と聞いてみました。すると、「すごく良いね! ナチュラルでキラキラがちょっと入っているのね」という感じで答えてくれ、読み取り精度の高さに驚かされました。

ChatGPTの音声会話に慣れてきて、「もっと進んでみたいな!」と思ったら、課金してこの機能を使ってもいいかもしれません。お釣りが来るくらいに有効活用できますよ。