「国の主権を奪われた」米国民の悲鳴

ワシントン大学で政府倫理を専門とするキャスリーン・クラーク教授は、CNNの取材に応じ、「ここ1週間で、これほどまでに政府運営に強大な力を振るった人物は思い当たらない」と、事態の異常性を指摘する。

介入は日に日に広がりを見せる。連邦政府の不動産管理と調達業務を担う総務管理局や財務省でも同様の事態が発生。一連の強引な手法に対し、法的措置で対抗する動きも始まった。政府労働組合は、職員の個人情報を含む政府データへの「大規模かつ前例のない」侵入があったとして提訴している。