いったい誰に何を遠慮しているのか

さらに2010年の「みんなでニホンGO!」(NHK)では、「日本語教師に取材した「気になる“させていただく”の例」として、「お訴えさせていただきます」(選挙演説時)、「感動させていただきました」「結婚させていただきます」をあげています。この調査はなかなか面白いものでした。使う場面によって、また地域や世代によって、「違和感」の感じ方には差があるということです。

私は「ではそのようにします」というキリッとした言い方が好きで、「させていただく」は好きではないのですが、レポートのなかにもあった「お訴えさせていただきます」「感動させていただきました」は、過剰ですね。

「結婚させていただきました」なんて言い方は、別にそんなにへりくだらなくていいんじゃないの、と感じます。いったい誰になにを遠慮してんの、という感じです。