風力は風頼み、太陽光はお天道様頼み
今から1年前、民主党政権は2030年の原発依存度を「0%」「15%」「20~25%」とする3つのシナリオを国民に示し、意見聴取会などで国民の声を参考にしながらシナリオを絞り込んで、中長期のエネルギー政策を策定しようとした。
ドイツにある風力発電。(ロイター/AFLO=写真)
エネルギー政策は、高度な専門知識と長期的な視野が求められる。そもそも十分な情報を与えないで3択で国民に問うような手法は間違っているし、正しい政策決定ができない政府の無能さの表れだ。政権交代もむべなるかな、とここまでは前回(>>記事はこちら)で説明した通りである。脱原発依存シナリオの一番の問題点は、代替エネルギーの大半を風力や太陽光などの再生可能エネルギーで賄おうとしていることである。
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