お客も販売員も学生や一般人が多い

テレビが連日のように報道したことで、脱法ドラッグという言葉が広く認知されました。このドラッグは、ネット通販や、堂々と繁華街に専門店まで構えて販売されています。客も販売員も暴力団関係者というよりは、学生やサラリーマンと、ごくごく普通の人たちが多い。店頭に並ぶ脱法ドラッグは、カジュアルなパッケージで包装され、一見するとドラッグには見えません。しかし、濫用者の精神と肉体に影響を及ぼし、遂には殺人未遂事件にまで発展してしまいました。

よく、「薬物の報道は諸刃の剣」と、薬物関係の事件に関わる人たちの間で言われています。特に脱法ドラッグの場合、「警察がなかなか取り締まれない」「残念ながら行政も手も足も出ない」といったような内容が報道で強調されます。

こんなニュースを見たら、濫用者や興味のある人は、「使っても逮捕されることはないんだ」と安心して、使用する人が増えます。脱法ドラッグの実態を報道することが悪いことではありませんが、テレビが取り上げれば取り上げるほど、濫用者が増えていってしまう、という悪循環に陥っていることも事実です。