なぜ人は「勝手な思い込み」をしてしまうのか

「考える練習」の方法として、「具体的なものを抽象化する方法」がある。たとえば、ある具体的な失敗があったとする。そこから、抽象的なルールや教訓を見いだしていくのだ。

身近な例を出そう。私は先日、顔が赤くなってヒリヒリするほど日焼けをしてしまった。なぜならその日、私は屋外で朝早くから講演をしたからだ。壇上に立ったとき、太陽に向かって話すことになるなと気づいて、「日焼け止めを持ってくればよかった」と思ったのだが、もう遅かった。

スタッフが気を利かせて、おしぼりや水は壇上に用意してくれていた。だが日焼け止めはない。「まさか日焼け止めを持っている人はいないよな。用意してくればよかった」と心の中でつぶやきながら、太陽に照らされて午前の講演は終了した。