要因①人前に出られない

ただ、1月9日に発表した声明では、女性とのトラブルを「事実」と認めつつも、「暴力はなかった」「示談が成立した」「芸能活動を支障なく続けられることになった」ことを強調していた。これは少なからず「芸能活動を続けたい」という意思表示だろう。

事務所「のんびりなかい」のウェブサイトに掲出した「お詫び」と題する文書の一部

しかし、この声明が世間の猛烈な怒りを買ったことで、その気持ちは一気に引退へと傾いたのではないか。少年時代からアイドルとして人前に立ち、MCとして番組の顔を務めるなど、最前線で注目を集めることの難しさやプレッシャーが中居ほど体に染みついているタレントはいない。それは筆者が『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)などの取材時にも感じたことであり、本人があえて「のんびりなかい」という会社名を選んだことからもうかがえる。

声を発することなく文章の発表に留めたことから、「もう人前に出られない」という意識がうかがえた。実際のところ、スポンサーのいるテレビは難しくても、配信コンテンツなら芸能活動は続けられるはずだが、それすら選択肢にないのは、これまで感じてきた難しさやプレッシャーに加えて、9日の声明で猛批判を受けたからではないか。