「忘れる」ことに恐怖心を植え付けてはいけない

これと同じで、一時的に忘れてしまうことは、全く悪いことではないのです。むしろ、覚えるために必要なプロセスを踏むことができているという意味では、良いことだと言えるのです。それにもかかわらず、「なんで忘れたの!」と親御さんが怒ってしまうと、お子さんが「忘れる」ということに対して恐怖心を抱き、暗記に対して臆病になってしまう可能性があります。

「忘れる」ことに対する恐怖心は、実はすごく厄介なものであり、健全な暗記を阻害してしまうことがあります。例えば、東大生は暗記の勉強方法がかなり特殊な場合が多いです。

自分自身を振り返ってもらいたいのですが、みなさんは「70個の単語を1週間で覚えなければならない」と言われたら、どんな覚え方をしますか? おそらくは70個を7日間で割って、1日10単語ずつ勉強し、7日間で70単語を覚えることを想像するでしょう。でも東大生は決してそんな覚え方はしません。