自分の仕事を社会に響かせたい

小田さんが独立したのは2017年。現在は、雑誌・広告を中心とした人物撮影が収入源だ。「撮影の仕事だけで、生計は立てられています」と話す小田さんだが、なぜ雑誌の制作を始めたのか。

「仕事をする上で、『いかに人を喜ばせるか』『自分の作品をどう残すのか』といった軸を持っている人は、カメラマンやアートディレクターには多いのではないでしょうか。

例えば、仕事を共にするクリエイティブ業界の先輩たちは仕事で成功して裕福になっても、夜の店で豪遊してモテようとしたりするなど刹那的な快楽で満足する人は少数派な気がします。一時の欲で過度な消費活動をするのではなく、創作に打ち込む。面白いのは、いい仕事をする人ほど作品作りにお金と時間をかけ、それが結果として経済的な成功にもつながっていました。