「とっととヤラせろ!」「お前らは社会の底辺」キャバ嬢ばかり狙う“千葉の強姦弁護士(36)”悲惨すぎる末路(2021年の事件)(諸岡 宏樹)
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〈「オレがイッたら、帰ってもいいよ」嫌がるキャバ嬢を殴ってムリヤリ…“千葉の強姦弁護士(36)”の悪質すぎる手口(2021年の事件)〉から続く
被害者はキャバクラで働く女性ばかり…。弁護士という責任のある仕事に就きながら、犯罪を繰り返していた36歳の男。後編では犯行理由や、その後の男についてお届け。なおプライバシー保護の観点から本稿の登場人物はすべて仮名である。(全2回の2回目/最初から読む)
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強姦弁護士、第2の犯行
行為が終わったのち、竹林は自分でタクシーを呼び、1万円を差し出してきた。タクシー代か、慰謝料のつもりだろうか。
マドカさんは帰ってからLINEが通じなかった友人に電話をかけた。
「店の客にマンションに連れ込まれ、レイプされた」
驚いた友人が駆けつけてきた。友人に勧められて、警察に被害届を提出した。
病院に行ったところ、顔面打撲などで全治3週間のケガと診断された。
ところが、竹林はこれに懲りず、また1カ月後には別のキャバクラ嬢にレイプを仕掛けるのだ。
別の店に勤めるリオナさん(24)も竹林から「弁護士なんだ」と自己紹介された。食事に誘われてLINEを交換し、例によって寿司屋に連れて行かれた。
「この店に女性を連れてきたのは初めてだ。僕は独身でね。もう5年も彼女がいないんだ」
そう言いつつ、勧めてくるのは度数の強い酒ばかり。「飲まないと店の人に失礼だ」と言われ、無理やり飲んだが、リオナさんはこっそりとトイレで吐いた。
「カラオケに行くか、バーに行って飲もう」
「じゃあ、カラオケで」
ところが、タクシーに乗って、降りた場所はマンションの前だった。
「何これ、家じゃん。そういうことなら帰る!」
だが、竹林はすがりつき、「少しだけ一緒にお酒を飲もう」と誘ってきた。
リオナさんはしぶしぶ応じることにした。