南極に立つ俳優を支えた言葉

江戸時代の前期に仙台藩伊達家で起こった「伊達騒動」が題材となった小説『樅ノ木は残った』。

そのお家騒動の悪役とされてきた原田甲斐が、実は私利私欲のためではなく、ただただ伊達家とそこに属する人々を守るために、進んで汚名を被り、そうすることで黒幕の懐深くへ入り込んだ人物だったとする長編小説である。

『樅ノ木は残った』の舞台、船岡城址公園からの景色
撮影=プレジデントオンライン編集部
『樅ノ木は残った』の舞台、船岡城址公園からの景色

古くからの友人・知人は徐々に離れてゆき、次々に死に別れる事態に見舞われても、哀しみを押し殺し堪える。全ては黒幕を追い詰めるためだった……。