三条天皇の息子と面会して決まったこと

いずれにせよ、ここから状況は、恐ろしいほど道長の思うとおりに進んでいく。

道長が三条天皇に譲位を迫ったのは長和4年(1015)のことで、結局、この年の年末に三条天皇は譲位を決意し、翌長和5年(1016)正月29日、ついに譲位。結果、敦成親王がわずか数え9歳で即位し(後一条天皇)、道長は念願の摂政に任ぜられた。

翌寛仁元年(1017)は、さらなる勝利の年だった。まず3月16日、道長は摂政を、長男で26歳の頼通に譲った。もちろん、史上もっとも若い摂政だった。1年半前に、頼通が史上最若年で就任した左近衛大将には、弟で22歳の教通が任官され、ふたたび最年少記録を引き下げた。