不祥事で地位を追われた「世襲政治家」たち

実際、「世襲」のかどで、その地位を追われた議員の子どもは目立つ。

昨年6月、岸田文雄首相の長男・翔太郎氏が内閣総理大臣秘書官を辞任したのは、一昨年の末に首相公邸で行った「忘年会」の写真が『週刊文春』で報じられたからであり、岸田首相は、記者団に対して「公邸の公的なスペースにおける昨年の行動が、公的立場にある政務秘書官として不適切。けじめをつけるため交代させることといたしました」と述べていた。

また、前回の総選挙(2021年)では、女性問題で自由民主党を追われた中川俊直氏(広島4区)が落選している。その父・秀直氏は、内閣官房長官や自民党幹事長を歴任した大物であり、祖父・俊思氏もまた8期にわたって衆議院議員を務めている。「世襲」議員への批判の常套句である「地盤(後援会)・看板(知名度)・カバン(資金力)」の3つを取り揃えながらも、当選を果たせなかったのである。