レンタカー業者が指定する「要注意ドライバー」
これら格安中古車レンタカーにも免責補償やNOC補償のシステムはあり、価格も大手レンタカー会社と同様だが、以下のような条件に該当する場合、免責補償制度に加入できないとしているところもあるので注意が必要だ。
②免許取得から1年未満
③70歳以上の運転者
④国際免許証や外国運転免許証でレンタカーを運転する場合
⑤過去に事故歴があり、不適当と認められた場合
いくつかのレンタカー会社に聞いたところ、初心者や外国人ドライバーは保険を使って修理するような事故を起こす確率が高く、免責補償やNOC補償が適用されるケースが多い。レンタカー会社としては、採算が取れない危険性が高いということで加入に制限をかけているのだ。
免責補償を付けたほうがいい人とは?
免責補償を付けたほうがいい、というより「付けるべき」は以下のようなドライバーである。
・普段、あまり車に乗らない
・マイカー以外の車に乗る機会がない
・借りる予定のレンタカーがマイカーよりも大きい
・若者グループ
・国際免許証や外国運転免許(+翻訳証)で運転する外国人
・まったく運転したことがない土地でレンタカーを借りる場合
要するにこのような人たちは事故リスクが高いということである。また、若者グループではドライバーが複数になることが多く、事故や故障の責任の所在で免責金額の支払いにおいてモメごとになることもある。
前述したが比較的、若い層の利用が多いタイムズカー(シェア)では、利用料金の中にガソリン代とともに免責分も含まれているので免責補償は不要だが、NOC補償(1日550円)はごく短時間の利用以外はつけておくほうが安心だろう。
さて、筆者自身、近々レンタカーを借りて実家の下関から熊本~阿蘇に行く予定がある。いつもは免責補償を付けないが、車好きの友人や業界の知人など色々な人に話を聞くと、ほぼ全員が免責補償を付けていることが分かった。そこで今回は珍しく免責補償(1100円×4日分)を付けることにした。
もちろんいつも通り何事もなく無事に返却できるよう、安全運転に努めるつもりではある。