耳が聞こえない人と音楽を楽しむ

そして、エル・システマの活動のひとつである「ホワイトハンドコーラス」を見たときに衝撃を受けた。ろう者が白い手袋をつけ、メロディーに合わせて手の動きで音楽を表現するもので、コロンさんが見に行ったクリスマス・コンサートでは、観客の3分の1ほどはろう者だった。

みんなが一緒に楽しむ様子を見て、長年もっていた「耳の聞こえない人と音楽を一緒に楽しむことができるのだろうか」という疑問が溶けていった。

「いつか日本でもやりたい」と思い続け、2017年に「東京ホワイトハンドコーラス」、2020年に地域を超えた「ホワイトハンドコーラスNIPPON」を立ち上げた。