睡眠負債はアルツハイマーの原因にも…
Q:睡眠不足で慢性的な疲労を感じます……
→お答えしましょう!
睡眠不足は万病のもとです。週に一度は「睡眠の日」をつくり、起きている時間から良質な睡眠を取る準備をしましょう。
「睡眠負債」という新語ができるほど、睡眠不足が深刻な問題になっています。
睡眠不足で真っ先に影響を受けるのが、自律神経です。寝不足の状態が数週間続くと、自律神経が酸化ストレスの影響を受けて、高血圧や不整脈の原因になります。さらにはアルツハイマーの引き金にもなりかねません。
そうならないためにも、「よい睡眠」の確保が必要になってきます。
「気持ちよく眠れた」が大切
「今日はよく眠れた」と感じるときは、眠りの質が良好ですが、「たっぷり寝たはずなのに、まだ眠い」と感じるときは、「よい睡眠」ではないと言えるでしょう。何よりも「気持ちよく眠れた」と感じることが大切です。
基本的には「毎日7時間は寝る」「夜11時に寝て、朝6時に起きる」と目安を決めることから始めます。必ずしもそのとおりにはいかないと思いますが、寝るときにそう念じるだけでも、意識は変わってきます。
仕事などで忙しく、まとまった睡眠時間を確保できない人は、週に一度「睡眠の日」をつくってみましょう。その日は昼間に意識的に運動量を増やし、寝る前のメールチェックを控え、スムーズに眠れるよう心がけましょう。
週に一度は「睡眠の日」を
睡眠不足はさまざまな不調を招く。週に一度はしっかりと睡眠を取る日を決めておこう。とはいえ、長時間眠ればいいというものではない。大事なのはあくまでも睡眠の「質」。昼間に体を動かしたり、寝る前のスマホチェックを控えたりするなどして、良質な睡眠を取れるよう意識したい。
ポイント
睡眠不足は心身に悪影響を与える。イライラしているときにしっかり睡眠を取ると解消することも。