ストレッチの前に筋肉の「錆」を取る
「ダンベルふるふる」で腕の内旋を元に戻したら、次は気持ちよく脱力しながら筋肉の錆を取りましょう。ここでご紹介するのは「腕ふるふる」です。
疲れたとき。あるいは体を動かしたくなったとき。長年の習慣や思い込みで「ストレッチをしたくなる」、そんな人は多いはず。
でも先述したとおり、カチカチになった筋肉を急に伸ばすと、確実に筋線維を傷めてしまい、逆に硬くなってしまいます。その前にまず筋肉の錆を取りましょう。
ですから、ストレッチの前にまずは「腕ふるふる」です。
実際、どこでもいつでも準備なしで突然行えます。椅子に座ってもよし、立ったままでもよし。とにかく、気づいたときに即やっておくことが大事です。特にデスクワークをしている人にはおすすめ。
「肩がこったな」と思ったら10秒間やってみよう
「肩がこったな」「指が疲れたな」と感じた瞬間、10秒だけサッとふるふるボディシェイク。ほとんど仕事中の格好と変わらないですし、音も立たないので、オフィスなどで周囲の目を気にすることなく体を回復させられます。
①体を少し後ろに倒す
まず右側からふるふるします。
右腕をだらんとぶら下げ、体を少し右側に、そして少し後ろ重心に傾けます。この「傾き」によって、肩甲骨まわりの錆にもアプローチできます。
②手のひらだけふるふる回す
次に、腕全体の力を抜き、手のひらだけを裏表が交互になるよう、ぶるぶると振ってください。でんでん太鼓のイメージです。回転させるのは、あくまで手のひらだけ。
10往復くらい、繰り返します。左右逆側も同じように行ってください。これだけでも、肩まわりがスッキリします。
錆はきちんと取れたので、このあとに静的ストレッチをすれば効果倍増です。