「通勤時間」は「電車オフィス」

通勤のために電車に乗っている時間を「電車オフィス」とネーミングしたらどうでしょうか。これは僕が実際にやっているネーミングです。

電車に乗っている時間を「通勤のための時間」ではなく、「仕事をするための時間」に変換したのです。こうネーミングしただけで、電車に乗っている時間に大きな変化が訪れました。

電車オフィスは自分にとって集中できるとてもいい仕事場です。

降りる駅が決まっているので、終わりの時間は明確です。通勤時の電車時間は50分くらいなので、集中を持続するにもちょうどいい時間です。

柿内尚文『このプリン、いま食べるか? ガマンするか?』(飛鳥新社)
柿内尚文『このプリン、いま食べるか? ガマンするか?』(飛鳥新社)

電車オフィスでは、「事務的なメールを書く」「アイデアを考える」「原稿を読む」など、その時間にやる仕事を決めています。

その日の仕事のTODOを決める時も、「この仕事は電車オフィスで」「この仕事はデスクで」など、振り分けをしているので、その時間に何をするかの迷いもありません(帰宅時の電車時間は「リラックス時間」とネーミングしているので、仕事はしません)。

オフィス化だけではなく、電車時間を「自分のための勉強時間」「徹底的に趣味の時間」など、その時間を自分にとってより価値の高い時間にするために、ネーミングをうまく活用してください。

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