英語が得意のはずが…1行日記すら書けない

誰でも一度は書いたことがある日記。この日記を英語で書くことによって、トレーニングをすることができます。

楽しくかんたんに英語日記を取り入れるコツと、学習に活かす方法を紹介します。

私がはじめて英語で日記を書こうと思ったのは、高校生の夏休みのこと。でも、「英語で1行だけの日記を書こう」と思い立ったものの、まったく鉛筆が進みません。1行の日記ですから、もちろん日本語ならスラスラと書けます。それなのに、なぜかスムーズに英語にできないのです。自分ではそこそこ英語が得意なほうだと思っていたので、ショックでした。

例えば、「今日はボーっと一日を過ごした」と表現したいのに、うまく英語にできません。習った単語を一生懸命思い出しても、和英辞典を使ってもイマイチな感じです。

I’m bored all day today.(今日はずっとたいくつでした)

これではなんとなく違っている気がしました。

「アメリカの人は私と同じことを考えないのかしら」
「もしかしてアメリカ人と日本人は違う思考で生きているんだろうか?」

自分の英語力のなさを棚に上げて、そんなことまで真剣に考えたりもしました(ちなみにそのころの私にとって、英語=アメリカ人でした)。それでも1カ月の間、自分の気持ちやできごとを英語にするために、文法の使い方も含め、自分なりに四苦八苦しながらやり遂げました。その時間は後から考えると、とても貴重な時間となりました。夏休みが終わるころには、グッと英語力がアップしたからです。

洋楽のかっこいい歌詞を書くのも日記ならアリ

繰り返しますが、書くこと=アウトプット、自分で調べる=インプットです。この2つを毎日繰り返すことで、当時の私の英語力は低いステージながらもアップし、英語に対する意識がかなり変わりました。

日記を書くことで、英語に対する瞬発力がついたのでしょう。書いたことはすぐにアウトプットできるようになりました。夏休みが終わってからも日記を続け、洋楽のカッコイイ表現を書いたりしたこともありました。日記は基本的に誰かに見せるものではないので、自由に表現できるのがいいところです。

特別なできごとがあった日以外は、その日の気分や天気、行動などについて書くといいでしょう。自分がよく知っている、好きな分野について書くのもおすすめです。

料理が好きなら料理のこと、ゲームにはまっているならゲームのことについて書けばいいんです。料理ならではの英語フレーズがあるように、ゲームならではのフレーズもあります。