上司と意見がぶつかったら、どうしますか?

【面接官が知りたいのはココ!】
受け入れるのが鉄則だが、イエスマンも困るよ
角を立てずに上司を説得した経験があるなら、ぜひ聞かせてほしい

若手ですから指示を出すよりも、受ける方が圧倒的に多いはずです。

会社で働く以上、会社の秩序、ルールを忠実に守らなければなりませんから、上司と意見が合わなかったとしても、まずは不平・不満をこぼさず、きちんと受け入れなければなりません。

つまり、上司の意見を素直に受け入れられる姿勢があるかを、まず把握したいと面接官は思っています。

しかし、だからと言って、「何でも言うことを聞くイエスマン」を若手に求めているわけではありません。

自ら何も考えようとしない社員は要らないし、これでは会社も発展しません。業務経験豊かな上司にも、習得していない方法論や考え方が何かしらあるはずです。

だからこそ、自分の主張や意見を、相反する上司にどのように認めさせていけばいいのか、その交渉術や成功体験があるなら、ぜひ聞かせてほしいと思っています。

たとえばこういう人の場合

26歳男性、大卒。今まで新卒入社した会社に勤務。今回は2社目の転職で、前職とは異業種・異職種への応募。

NG!
「私が間違っていないなら、まず自分の意見をはっきり伝えますね」

↑端的に言い切って終わりではなく、ぜひその交渉術を展開するようにしてください。

OK!
「そうした場合でも、まずは上司の意見を聞いて、その主旨を理解することに集中したいと思っています。そうすれば、表面上は相反しているように見えても、実は根底は同じだったり、違いは些細だといった部分が明らかになることもあると思います。
それでもダメなら、私との違いを誠実にお伝えしたいと思います。後でグチるのではなく、同じ組織の一員として正々堂々と伝えることの方が大切だと考えます。
前職でも同様のことがありましたが、私なりの提案をし、その後周りの賛同も得ながら、資料を見せるなどして地道に交渉しました。
その結果、上司が『君がそこまで真剣なら』と、私の提案を一部取り入れて下さいました」

↑上司の意見を受け入れる姿勢があるとともに、自分の意見をきちんと伝えることの大切さも感じられます。上司と交渉した経験も具体的で、面接官も納得でしょう。