羽生結弦の結婚時は取材合戦が繰り広げられたが…

FRIDAY(3月22日号)はどうか。

大谷は過去に理想の結婚相手を「背が高く」て「スポーティー」で「明るい感じがいい」と発言していたから、「長身の元アスリート美女ではないかと目されている」というだけで、締めは「悲願のワールドシリーズ制覇が見えた勝負の年に、『ドライカレーをルーから作ってくれる』“最強の助っ人”を得た」である。

女性誌にも目を通したが、思わせぶりなタイトルを付けてはいるが、同じように実名・顔写真は出ていないようである〔女性セブン(3月21日号)はボカシを入れた妻らしき写真を掲載してはいるが〕。

私が連載を持っている日刊ゲンダイは、故・安倍晋三氏が首相時代、「日刊ゲンダイがあるんだから報道の自由は守られてる」といわしめたタブー無しの強気メディアだ。だが今回、ネットに上がっている彼女の実名を書いて原稿を出したら、やはり、他がやってないので止めてくれといわれてしまった。

なぜ、羽生結弦のときはメディアがこぞって取材合戦を繰り広げたのに、大谷の取材は自粛してしまうのか。

週刊ポスト(3月22日号)は、大谷が妻の素性を明かさないのは、元ヤンキースの松井秀喜のケースを参考にしているからではないかと推測している。

いまだに名前や経歴、顔写真も明かされていない

「2008年3月、松井は当時33歳で結婚を発表し、お相手を『25歳の元会社員の一般女性』と説明した。大谷と同様、同僚のデレク・ジーターも結婚を知らなかった電撃発表だった。

スポーツ紙編集委員が語る。

『奥さんの写真は出さず、2枚の似顔絵を公表しました。松井さんとお兄さんが書いたもので、絵のタッチが独特だったので“警察の手配似顔絵みたいだ”と話題になった。

大谷と違うのは、松井さんの奥さんはマスコミの前に姿を見せていたことで、番記者も名前や出身地を把握していた。ただ、松井さんがプライベートを守りたいという方針で、元スポーツ報知記者の敏腕専属通訳がマスコミに目を光らせていた。そのため、各社は素性を分かっていながら報道を控えた経緯がある』

現在に至るまで、松井氏の妻の名前や経歴、顔写真は公開されていない。2人の子供が生まれ、生活の拠点をニューヨークに置いていること以外はベールに包まれており、『大谷が松井さんの成功例から学んだことは間違いないでしょう』」としている。

大谷は結婚相手を今後、松井のように、妻の素性を明かさないままいくつもりなのだろうか。ポストでスポーツ紙編集委員はこういっている。