相手に迷惑な「リフレッシュ法」を提案していないか

【ケース②】優しさが「的外れ」な方向に走ってしまう男性

女性が悩みを打ち明けたときなどに、意外と多くの男性がやってしまうのが、「的外れ」な方向に優しさが走ることです。

「自分では何もしてあげられないな」という思いが、的外れを誘発しています。

【女性】最近、人間関係で悩んでいるの
【男性】そうなの?
【女性】職場の先輩とトラブルがあって
【男性】そりゃ、大変だね
【女性】明日、先輩と顔を合わせるのイヤだな
【男性】じゃあ、映画でも観て気分転換する?

男性が示したのは、女性のモヤモヤをスッキリとさせてあげたい……という優しさですが、一番の問題は女性の悩みをスルーしていることです。

女性は、自分が抱えている悩みを「相談したい」と思って話しかけていますが、男性は合理的に考えて、「職場のことであれば、自分は役に立てない」と結論を出して、リフレッシュ法を提案しているのです。

男性にとっては合理的な考えであっても、女性にとっては「物足りない」を通り越して、「迷惑」な優しさとなります。

自分の悩みを一緒に考えてくれないことに不満を感じるだけでなく、「こんな気分で映画を観ても、楽しめる気がしない」ということを、男性が理解していないことに、怒りすら覚えるからです。

こんなことが続くと、女性の気持ちは次第に男性から離れていきますが、多くの男性は、なぜ女性がそんな気持ちになるのか、まったく理解できないのです。

座って話をする男女
写真=iStock.com/Arisara_Tongdonnoi
※写真はイメージです

人間の本性が現れる決定的な瞬間

【ケース③】ピンチに遭遇したとき、頼りにならない男性

緊急事態が発生したり、何らかのピンチに遭遇したとき、女性は堂々とした振る舞いを男性に期待しています。

その頼もしい姿に、男性の優しさを感じる人もいると思います。

二人でコンサートに行くために、最寄りの駅で電車を待っていたところ、何らかのトラブルが発生して、電車が止まってしまいました。

復旧のメドは立っておらず、タクシー乗り場には大行列ができています。

あなたが女性であれば、男性にどうしてほしいと思いますか?

あなたが男性であれば、どんな行動を取りますか?

【女性】どうしよう。このまま電車を待つ?
【男性】どうすればいいと思う?
【女性】どうしようか?
【男性】コンサートは諦めたくないな
【女性】じゃぁ、どうすればいい?
【男性】ちょっと、ヤバイね
【女性】どうするの?
【男性】俺だって、わからないよ……

この男性は、思わぬトラブルに遭遇して、軽いパニック状態に陥っており、どうすればいいのか、何も考えられない状態になっています。

女性は、「どうすればいいと思う?」と代替案を相談したいと思っていますが、男性は、「俺だって、わからないよ……」と投げやりとも取れる態度に出て、女性を困惑させています。

このひと言で、女性は「優しくないな」とか、「頼りないな」と感じて、男性から気持ちが離れてしまうのです。

ピンチのときほど、人間の本性が現れるものです。

女性にモテなかったり、見限られてしまう男性には、本人に自覚がないだけで、それなりの理由があるものです。