食べ放題の店には行かない
お金持ちは、常に適量の食事をとることを意識している人が多いため、食べ放題やビュッフェ形式のレストランは概して不評です。
これらの形式のレストランでは、たくさんの種類の料理が並べられているので目移りしてしまい、ついあれもこれもと食べたくなってしまうものです。
行動経済学的にも「お金を払っているのだから、時間制限ギリギリまで食べて、少しでも元をとろう」と考える「サンクコスト効果」がはたらくとされます。
結果、気が付けば食べすぎてしまい、お腹も苦しくなりますし、中長期的に見れば健康に悪影響があることは確実でしょう。そのため、最初からそういうお店には行かない、という合理的な判断をするお金持ちが多いようです。
食べ放題やビュッフェ形式のレストランは一般の方には人気がありますが、それは「少しのお金でより多く食べられるのがお得」というコスパ優先の考え方を、プライスレスな健康にまで適用してしまっている状態です。
健康はお金では買えませんが、不健康はある意味、お金で買うこともできると言えるのかもしれません。
お金持ちは健康などのお金では買えない貴重なものに、コスパ優先の考え方はなじまないことをよく知っています。私たち自身の健康のためにも、彼らの考え方を見習いたいものです。