参加費は男性が5500円、女性が3200円

2回目の個室パーティは、合コン(第2回参照)で良い思い出のある銀座へ。募集年齢は男性が46~60歳。女性は44~54歳と私は参加者で若いほう。参加費は男性が5500円、女性が3200円。初回の反省を踏まえ、きちんと自己紹介文を記入してから臨んだ。仕事の説明、成人した子どもがいること、最近まで仕事ばかりしていたこと、最後は「今になってみんながやってきたような当たり前のこと、誰かと映画を見たり、どこかに出かけたりということをしたいなあと思っています」と結んだ。

男性は9人の参加。しかしその大半が私とひとまわり以上離れている57、58、59歳。もちろん一人一人と真面目に丁寧に話したつもりだが、どうしても恋愛につながるとは思えない。この日、いいねタイムに私は5人の男性からボタンを押してもらったが、自分からいいねもマッチング希望も出すことはできなかった。だから当然、この日も誰ともマッチングしなかった。

「おぉ、素敵な人じゃない!」

家に帰って今日の報告をすると、娘が騒ぐ。私が参加した個室パーティではパーティ中、マッチング希望と同時に、自分の連絡先を教えたい相手に申請できる。申請された方はパーティ終了後に事務局から「お客様より連絡先が届いております」というメールがきて、その人の連絡先とプロフィールが一週間は見られる仕組みなのだ。

「この人がダメなら、じゃあ誰ならいいって言うのよ」

銀座パーティの後、私は眞一郎さんという58歳の男性から連絡先をもらった。眞一郎さんの写真付きのプロフィールを見て、娘は「絶対に連絡したほうがいいって!」と大はしゃぎする。

彼はIT企業の役員をしていて、年収は850万。趣味はゴルフなどアウトドアのスポーツと海外旅行。婚姻歴あり、子どもはいるが別居(元妻が引き取っている)。ただ正直あまり話が弾まなかったのだ。

ゴルフのスイングを女性に教えている男性
写真=iStock.com/Marcus Chung
※写真はイメージです

「この人がダメなら、じゃあ誰ならいいって言うのよ」

娘がぶつくさと言う。確かに年齢よりは随分若く見える。それにもう少しちゃんと話してみないと、どういう人かはわからないだろう。

「わかりました。連絡して会ってみます」

そうして私はパーティ後に眞一郎さんにメールをし、この2週間後、カフェでお茶をすることになったのだった。(続く。第4回は<58歳IT企業役員と32歳大学職員…40代バツイチ女性ライターがそれぞれと「婚活デート」をして悟ったこと>)

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