フィギュアスケート男子の羽生結弦選手は3連覇がかかった2022年の北京五輪で、4回転半ジャンプ(クワッドアクセル)に挑み、成功はしなかったが、公認大会で史上初めて4回転半ジャンプとして認定された。なぜそこまでして4回転半に挑んだのか。元産経新聞記者の田中充さんの著書『羽生結弦の肖像』(山と溪谷社)より、一部を紹介しよう――。
前人未到の「4回転半」を銀盤に刻んだ
「これが4回転半の回転スピードなんだ」
滞空時間は一瞬だった。その後の演技のことも念頭にあっただろう。しかし、羽生選手には心地のよい時間だった。
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