悠仁さまも生物研究をライフワークにするのか

週刊文春(9月14日号)でも、悠仁さんの自然や、そこで生きている小さなものたちへの愛情が伝わってくるエピソードが書かれている。

宮崎県北西部の九州山地に抱かれた山村、東臼杵郡椎葉村、人口約2300人の秘境の村の民宿を、秋篠宮夫妻と悠仁さんが訪れたという。蕨やタケノコなどの季節の山菜をふんだんに使った女主人の料理を、悠仁さんはきれいに平らげたという。

滞在2日目は養蜂家・那須久喜さんのもとを訪れ、春になると新しい女王蜂が生まれ、古い女王蜂は働き蜂を連れて新しい巣に移る「分蜂」の巣を見たという。

椎葉村と秋篠宮家の縁は2009年に秋篠宮がここを訪問した時からだという。

「秋篠宮さまは、九州山地の自然や焼畑の研究チームの一員として村を訪れ、村の文化を大変気に入られたそうです。その頃から那須さんはハチミツを献上しており、悠仁さまも『久喜さんのハチミツが食べたい』と家の中を走り回るほど気に入っておられたとか」(秋篠宮家関係者)

春の野生植物と季節の料理
写真=iStock.com/GI15702993
※写真はイメージです

こうした自然の中で生き生きとした表情を見せる息子の姿を見ている母親は、こう思ったのではないか。

「上皇陛下はハゼ、天皇陛下は水問題、秋篠宮はナマズなどのライフワークをそれぞれ持っている。幼いころから昆虫好きだった悠仁にも早いうちから何かを見つけてほしい」

「必ずしも都内の大学でなくてもよい」という意向

一方で紀子さんは息子に「東大ブランド」を付けようと腐心してきた。

「東大については紀子さまが熱心だと見られてきました。その理由の一つは、皇嗣職の職員を採用するにあたってご夫妻と面談が行われた際、ある職員候補が筑附から東大という経歴だったことに、紀子さまが強い関心を抱かれ、質問を繰り返していたことでした」(別の秋篠宮家関係者)

悠仁さんの進学先に関しては、常に紀子さんの考えが優先されてきた。

だが、文春によれば、ここへきて紀子さんの「東大路線」に変化がみられるというのだ。

「ご夫妻は最近“悠仁さまのご興味に沿う研究ができるなら、必ずしも都内の大学でなくてもよい”とお考えになっているようです。加えて、あくまでご本人の学力レベルに沿った学校が望ましい。一方で悠仁さまが通われる筑附は、例年三十人前後が東大に入学するハイレベルな進学校。その中で切磋琢磨せっさたくましている悠仁さまも、著名な国立大を志望されることになると思われます」(同)

その秋篠宮家関係者は、具体的な大学名を挙げている。

「筑波大です。悠仁さまは生き物や植物に関心を寄せておられますが、筑波大にはいわゆる農学部にあたる『生物資源学類』と、理学部生物学科にあたる『生物学類』という二つの学科があり、施設も充実しています」