ゆとりある老後を送るには、どれくらいのお金がかかるのか。独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)の五十嵐修平さんは「民間団体のアンケート調査では、月38万円が必要という結果だった。この場合、平均余命からは3550万~5000万円が必要という計算になる」という――。

※本稿は、五十嵐修平『55歳からでも失敗しない投資のルール』(クロスメディア・パブリッシング)の一部を再編集したものです。

年金手帳
写真=iStock.com/Yusuke Ide
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収入が減っても「豊かな老後」は可能か

皆さんは理想のセカンドライフはありますか。「趣味の海外旅行をもっとたくさん行きたい」、「田舎に移住してスローライフを過ごしたい」、「退職後は喫茶店を開きたい」、たくさんの選択肢があります。最近ではリスキリング(学び直し)という言葉もよく聞きますが、今までの仕事とは違った分野に挑戦するという方も増えてきています。