優勝賞金「M-1」は1000万円、「R-1」は500万円

猛暑の中、お祭り好きなテレビ局の小粋な企画といえるか、それとも顰蹙を買うだけの単なるバカ騒ぎなのか。いずれにしろ賞金1000万円には違和感を覚える人が多いだろう。はたしてそれほどの価値があるのだろうか。

近年、テレビ視聴率がジリジリと下がり続けている。スマホの時代、視聴者が求めているものも細分化しており、仕方ない面もあるだろう。それでもテレビの発信力は強く、一夜にして人生が変わることもある。そのひとつが、芸人の賞レースである。

昨年末の「M-1グランプリ」は過去最高の6017組がエントリー。優勝したお笑いコンビ・ウエストランドは、その後テレビに出続けている。優勝賞金は1000万円なので、ひとりあたり500万円だ。

今回、「100kmサバイバルマラソン」を行うフジテレビも芸人賞レースを実施している。ピン芸コンクール「R-1グランプリ」と、結成16年以上の漫才師を対象にした新たなお笑い賞レース「THE SECOND~漫才トーナメント~」だ。賞金はR-1が500万円、THE SECONDが1000万円(と高級スーツの仕立て券)。

プロの芸人が人生をかけて“真剣勝負”する賞レースと、真夏のスペシャル特番でオファーされ走りのプロではない著名人が挑む100kmサバイバルレース。ジャンルが異なるので単純な比較は難しいが、賞金が同じ1000万円というのは腑に落ちないという視聴者もいるに違いない。

では、走るプロが100km走るとどれだけの報酬が得られるのか。

日当たりの良い海岸トレイルでマラソンのためのトレーニングを実行しているフィットネス女性
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昨年ドイツで行われたIAU100km世界選手権。ここで日本人の岡山春紀(コモディイイダ)が見事優勝した。日本代表ということでジャパンのユニフォームなどは支給される。