日本における遺産相続市場は推計で年間40兆~50兆円という興味深いレポートをフィデリティ退職・投資教育研究所が発表した。その内訳は、現金と預貯金21兆円、有価証券6.3兆円、土地23.7兆円。今後も、高齢者の増加に伴い年間死亡者数は増え、金額はさらに拡大するという。

調査は今年2月、インターネットで行われた。結果、5500の有効回答を得たことから、相続の実態をデータで掴むことのできる報告となっている。同研究所の野尻哲史所長は「市場の大きさもさることながら、従来は感覚として捉えていた日本人の相続資産に対する保守的な心情と高齢化社会ゆえに起こる“老老相続”ともいうべき現実が数字で裏付けられた」と語る。

(ライヴ・アート=図版作成)
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