宿泊費が上昇している。賢く旅行費用を準備する方法はないか。経済エコノミストの大江英樹さんは「お盆や年末などのシーズンを外すことが大きな節約になるが、どうしても休みをずらせない場合は旅行積立という選択肢がある」という――。
じわじわ上がる旅行費用をどう準備するか
コロナ禍も落ち着いてきて、旅行に出かける人が増えました。今年のゴールデンウイークはおよそ30万人が海外に出たと言いますから昨年の7倍ぐらいになります。国内に目を向けると移動した人の数はさらに多くJR各社によればゴールデンウイークの期間の新幹線や在来線特急などの利用者は1100万人といいます。ほぼコロナ前の日常に戻りつつあると言っても良いでしょう。
一方で交通費はともかく宿泊費はかなり価格が上がってきています。私も仕事柄、年中地方出張していますが、もはやビジネスホテルでも1万円以下で泊まれるところはまれになってきました。人件費と物価の上昇は確実にこういうところに表れています。そんな旅行をするにあたって、その費用を計画的に準備する方法として「旅行積立」があります。これは場合によっては有利に使えることもありますので、考えてみたいと思います。
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