上司の努力や好意に、感謝の気持ちを表す
Q.上司との関係を改善するにはどうしたらいいでしょうか?
上司との関係を改善する場合、一番のポイントはお互いをよく理解することです。そのためには、コミュニケーションが重要です。
例えば、自分が何ができるか、何を知っているか、どのように仕事をするかなど、たとえ上司の考え方と違っていても、率直に話せば、上司はあなたという人間を正確にイメージできるようになります。
また、上司のアイデアやアドバイスに注意深く耳を傾けることも必要です。また、約束したことは必ず実行することが、上司と社員の信頼関係を築く上で大切です。
そして最後に、上司があなたにしてくれた努力や好意に対して、感謝の気持ちを表すことも忘れてはいけません。
このように、コミュニケーション、コミットメント、感謝の気持ちを大切にすれば、上司と強い関係を築ける日もそう遠くはないでしょう。
さて、上司との関係を良くしようと思ったら、上司の価値観や主義主張を理解することがとても大切です。私は、良い関係を築くには、お互いの意見や経験、知恵を認め合うことが必要だと考えています。
私の場合、首相としてチーム間の強い絆を維持するために重要なことのひとつは、相互の尊敬でした。政策決定レベルでは、異なる意見をまとめ、目標に合意し、戦略を一緒に考えることが私の責任だと考えていました。
意思決定に関しては、社員が自分の仕事との関連性を認識し、その選択が会社にどのような影響を与えるかを理解することが重要です。そして、組織内のさまざまな意見を取り入れ、客観的に判断することが必要です。
私が総理大臣時代に、1950年の建築士法、1952年の新道路法などの法律を成立させたのも、異なる意見を尊重した上で、結論を出した例です。