電話応対、空気清浄機・加湿器の有無をチェックする
その他、「かかりつけ医」を選ぶときに、注意したい点をまとめておきます。
まずは、当たり前のことですが、「通いやすい医院」を選ぶことです。通院にかかる時間に加えて、待ち時間や駐車場の様子も判断材料にするといいでしょう。
「評判がいいから」「知人にすすめられたから」といっても、通院に時間がかかる医院は避けたほうが賢明です。通うだけで、疲れてしまいます。
そして、さほど苦労をせずに通えそうな医院に目星をつけたら、足を運ぶ前に、まずは電話を一本かけてみることです。そして、電話応対の様子を調べるのです。質問することは、「駐車場の様子」や「何時頃、すいているか」などが無難です。
そんな質問に対して、応対がぞんざいな医院は、やる気がないか、人手不足で電話をとるのも大変という状態でしょう。ともに、避けたほうが賢明です。
そして、医院に着いたら、待合室に、空気清浄機や加湿器があるかどうかを確認します。それらは、院内感染を防ぐため、必需品といっていい備品です。
見当たらないようなら、感覚が古く、配慮の足らない医院とみていいでしょう。むろん、清潔で整理整頓が行き届いているか、働いている人がハツラツとしているかなども、合わせて観察してください。
そして、診察室に入ったら、患者側からも医者をよく「診察」しましょう。繰り返しになりますが、いちばんのポイントは、患者の話をよく聞くかどうかです。
とりわけ、高齢者に対しては、多少心得のある臨床医なら、「過去の病歴」を詳しく聞くものです。
そして、医者が治療方針や薬について、きちんと説明するかどうかも患者側からの「診察」のポイントになります。
そしてそれ以上に大切なのは待合室の患者さんの様子です。患者さんたちが元気であれば患者に合わせ適量の薬を出す医者、そうでなければ薬を出しすぎる医者だと考えられるからです。
以上のことは、「歯科医」を選ぶ場合も同様です。さらに、歯科医の場合は、「保険治療と自費治療」について詳しく説明をしてくれるかどうかも、重要な評価のポイントになります。