年代の近い弟と交流しているそうだが…

賀陽家の現当主・賀陽正憲氏(63)は、学習院初等科以来の天皇陛下のご学友で、ここには現在の皇室に近い20代の男系男子が2人いるという。

「正憲氏には、現在27歳と25歳になるご子息がいます。ともに学習院高校を経て、お兄さんは早大政経学部、弟さんは同理工学部を卒業しました。これまで新年祝賀の折など、ご学友として陛下にお目にかかる際に、お子さん方も連れて行ったことがあったのです」(皇室ジャーナリスト)

そういう時に、雅子さんや愛子さんも同席することがあったという。

「そうした機会がきっかけで、賀陽家の兄弟は愛子さまとの交流が始まったと聞いています。とりわけ弟さんは愛子さまと4歳しか違わず、年代が近いこともあってことのほかお話が盛り上がり、最近も御所で面会していたというのです」(同)

だが、もし結婚という運びになったとしても、事はそう簡単ではないと麗澤大学の八木秀次教授がいう。

「愛子内親王殿下と賀陽家のご令息とのご縁がよい方向に進んだ暁には、まずお子様のいらっしゃらない常陸宮家にご令息が養子入りし、その後にご成婚という流れが望ましい。となれば、愛子内親王殿下は妃殿下として皇室にお残りになることができ、男児が生まれれば天皇家直系の男系男子となる。『皇位継承』『皇族数確保』という二つの観点からも、この上なく理想的なのです」

結婚相手は「かなり真剣に“検討”が続けられています」

現行の皇室典範は、皇室が養子を迎えることを禁じているが、八木教授は「皇室を安定的に維持するためには、あくまで特例法で一時的に養子をとれるようにすべき」だと語っている。

女性自身(3月28日・4月4日号)では、旧華族の親睦団体である「霞会館」に注目すべきだという。

「昭和のころですが、女性皇族のご結婚相手のリストアップのために、宮内庁宮務課の課長が、霞会館の会員名簿を広げてチェックしていた姿を目撃したこともあります。

霞会館の歴代事務局長は、宮内庁の課長経験者が務めています。“情報の宝庫”であることは間違いありません。また旧華族出身者のなかには、『あの家には、年ごろのお子さんがいる』といったことに詳しい人もいるのです」(宮内庁関係者)

そして、ある霞会館の関係者は女性自身にこう証言したという。

「愛子さまのお相手については霞会館内でも、『どなたなら務まるのか』と、かなり真剣に“検討”が続けられています。以前には、幕末に活躍した大名・島津久光の流れをくむ玉里島津家のお子さんのお名前が挙がったことがありました。学習院ご出身で、愛子さまより9歳年上、温和なお人柄との評判でした」