高タンパク・低糖質食で人生激変
体重が76.8kgあった当時の私は立派な肥満体で、しかも脂肪肝に逆流性食道炎、睡眠時無呼吸症候群まで発症していました。
医師でありながら、肥満体に現れやすい病気の見本市のような状態でした。常に体がだるくて元気がなく、外出することもおっくうでしかたがありません。
患者さんたちに健康を指導する立場として「これはまずい……」と、カロリー制限によるダイエットも行いましたが、一時は体重が減るものの、すぐにリバウンドしてさらに太る、ということを繰り返していました。
ところがあるとき、「高タンパク・低糖質」の食事法に出合い、実践したところ、みるみる体重が減り、脂肪肝までもあっさりと改善しました。逆流性食道炎の薬も不要になり、嘘のように体が軽く動くようになりました。
以後は、仕事をする気力に満ちあふれ、本の執筆や講演会への出席など、以前とはうって変わって精力的に活動できるようになったのです。
しっかり食事をとりながら体重を落とす
その食事法のダイエット効果、健康効果に確信を持った私は、肥満のある患者さんたちにも同じ方法を指導するようになりました。
すると、患者さんたちにも次々と同じような変化が現れはじめました。体重が減り、しかも、赤信号だった血糖値や血圧の数値も改善させることに成功したのです。
その患者さんたちは、私と同じく、キツイ運動をすることもなく、空腹に耐えることもなく、しっかり食事をとりながら体重を落とすことができました。
カロリー制限や食事制限では、健康的にやせることはできません。大切なのは、体に必要な栄養は満たしながら、脂肪を増やす反応を体に起こさないことです。
『神ダイエット』では、そのノウハウをあますところなく紹介します。