また、アメリカ国立衛生研究所のホームズらの研究によると、「アルコールを常習するとイヤな記憶を消す能力が下がる」こともわかっています。
つまり、やけ酒に効果はないのです。
お酒に逃げるのはNG。あくまでほどよく楽しむことが、「酒は百薬の長」のポイントなのです。
減酒には「アラートを出すアプリ」が効果的
では、どうやってお酒の量をコントロールすればいいでしょうか。
「減酒にっき」「drireco」「飲酒記録」といった、日々の飲酒量を記録できるアプリもありますが、中でも「一定以上のお酒を飲むとアラートを出す」機能があるものをおすすめします。
なぜかというと、そのほうが飲酒量のコントロールに効果がある、という研究があるからです。
ロンドン大学のクレインらは、被験者を以下の3つグループに分けて、アラート表示の効果を検証しました。
①アラートを表示させるグループ
②アラートが表示されないグループ
③アラートの代わりにアルコールの害が表示されるグループ
その結果、①のアラートを表示させるグループで、飲酒抑制効果が最も高くなったのです。