※本稿は、弘兼憲史『弘兼流 60歳から、好きに生きてみないか』(三笠書房)の一部を再編集したものです。
家庭で夫が妻に嫌われないための10のポイント
老後は夫婦が一緒にいる時間が長くなります。
その分、「粗」とか「短所」が現れて、嫌われる元になります。そのためには嫌われない方法を実行すればいいわけです。
このケースは妻にもいえますが、なんといっても妻は家庭の中の実力者。
ここでは夫が妻に嫌われない方法に絞って考えてみます。
①相手の小さな「変化」に気づくこと
②気づいたことは口に出すこと
③上から目線にならないこと
④家事を分担すること
⑤買い物、散歩は一緒にするとよい
⑥チャンネル権は相手優先
⑦なるべく外出する時間をつくること
⑧それぞれが自立すること
⑨家の中での身だしなみに気をつけること
⑩いたわる心を持つこと
簡単に説明を加えてみましょう。
①妻が新しい服を買い、さりげなく着ていたとか、髪型が変わったときなど、その変化に気づくこと。男性は案外無頓着なものです。
②気がついたら口に出すこと。「その服、明るくていいね」とか「おや、髪型を変えたね」などと。黙っていては気がつかないのと同じです。
③男性はつい上から目線、命令調になりがちなところがあります。会社と家は違います。
④家事を分担すること。最近は「男の料理」ばやりですから、夕餉の一皿分を作ってみるのはよいことです。でも女性によっては台所で夫がうろうろするのを邪魔と思う場合があります。そんなときは「皿洗いはわたしの分担」、あるいは「料理はキミ、掃除はボク」などと提案してみるのもよいでしょう。
⑤買い物、散歩はなるべく一緒に。おたがいに顔を突き合わせていると話しにくいものですが、歩くにしろ車に乗るにしろ、そのときは2人が同じ方向を向いています。するとなぜか話しやすくなるものです。
『東京物語』『晩春』など、昭和の巨匠・小津安二郎監督の映画をご覧になったことがあるでしょうか。夫婦が同じ方向を向いて座りながら、また歩きながら、たがいの心情を語り合うシーンがたくさん出てきます。その要領でいきましょう。