伊藤賀一 (監修)、かみゆ歴史編集部(編集)『江戸時代 テーマ別だから政治も文化もつかめる (だからわかるシリーズ)』(朝日新聞出版)
伊藤賀一(監修)、かみゆ歴史編集部(編集)『江戸時代 テーマ別だから政治も文化もつかめる(だからわかるシリーズ)』(朝日新聞出版)

2代将軍・秀忠が亡くなったとき、居並ぶ諸大名に「余は生まれながらの将軍である」と語ったとされる家光だが、幼いころは病弱で、秀忠とその妻・江は弟の忠長を溺愛。家康の裁定で家光が嫡子とされた経緯がある。

日光東照宮の改修は、家光の並々ならぬ祖父への畏敬の念に加え、参詣する諸大名らに豪華な建築群を見せることで、幕府の威光を示す狙いがあったと考えられる。

約260年という長期政権の礎を築いた徳川家康。「どうする家康」の公式サイトには、「織田信長、武田信玄という化け物が割拠する、乱世に飛び込んだ。待っていたのは死ぬか生きるか大ピンチ! 計算違いの連続! 我慢の限界! どうする家康!」とある。松本潤さん演じる家康はこの問いに、どんな答えを出すのだろうか。

(構成 生活・文化編集部 塩澤巧)

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