上司が年下になりますが、やっていけますか?

【面接官が知りたいのはココ!】
不安気な素振りや回答をするなら採用は難しいよ
やっていけるのは当然として、根拠を具体的に説明してね

当然のことながら、大半の人は「やっていけます」と答えます。

しかし、それだけでは不十分です。具体的なエピソードや事例を用いて、面接官を納得させる証明をしなければなりません。

既に同じような経験があれば、それを根拠に証明すれば良いでしょう。「前職でも直属の上司は5つ下でしたが、何の支障もなく業務を遂行しておりました」といった感じです。

未経験の場合は、前職での他の社員の例や他企業の例、社会全般の話に触れて、自身の「やっていく」という強い決意、覚悟を語るのが良いことになります。

たとえば「私は今までそういった経験はありませんが、今や年功序列ではなく成果主義、能力主義が主流です。若くても力があれば上席に就くのは当然のことと認識しています。上司の年齢で、自分の業務パフォーマンスが変わることはあってはならないし、そうしないとここで確約いたします」といった感じです。

いずれにせよ、面接官が不安に思う回答はNG。堂々と自信を持って語ってください。

たとえばこういう人の場合

43歳男性、大卒。現在まで新卒入社した1社にて勤務。今回は2社目の転職で、同業種・同職種への応募。

NG!
その方との相性もあるでしょうが、できるかぎりうまくやっていけるように努めたいと思っています。

↑不安感が残る回答は、よろしくありません。

OK!

はい、そのような状況下でも、しっかりやっていく覚悟があります。

たまたま、私はまだ年下の上司に仕えたことはありませんが、前職でも早い人は35歳くらいで部長に昇進していましたし、私の同期社員も10歳若い課長の下で働いていました。
今や年齢の差はもちろんのこと、性別や国籍が違っても、能力があれば上席に就いていておかしくないし、むしろそれが普通なのだと思います。
上司が誰であっても、きちんとコミュニケーションを図って指示を受け、自分の職務を遂行する、それに尽きると思います。

↑未経験の場合は、いかに事例を盛り込めるかがポイントです。

前職の同期社員や性別、国籍の話などを引き合いに出し、最後は仕事への取り組み姿勢でまとめる構成であれば、面接官も不安に感じないでしょう。

話しかける面接官のメモをとる人の手元
写真=iStock.com/ArLawKa AungTun
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