塾のクラス替えテストが近づいています。娘の葵はのんびり屋ですが、ようやくエンジンがかかってきて、「次は絶対に、(一つ上のクラスに)上がりたい!」と意気込んでいます。私も娘を応援したい気持ち。“親子一丸で戦う”の意味がわかってきました。

葵の志望校は、最近ぐんぐん人気を高めている共学校です。偏差値で5~8くらい足りない状態です。クラスはあと二つぐらい上げないといけません。4年生、5年生のころから、宿題にはかなり苦労していましたが、そうも言っていられません。気合です!

母も戦います!付きっきりで頑張ります!一つ気になっているのが宿題の出され方です。塾の先生は「全部やってこい!」みたいなことはおっしゃいません。

テキストのここからここまではやっておいで、という形で宿題を出してくださっています。たぶん、所属のクラスが下のほうなので、難問はスルーさせているのだと思います。でも、それでいいのでしょうか……。

クラスを上げたい、偏差値も上げたい、何より本人が望む志望校に合格させてやりたいんです。「テキストは全部やる」くらいの気持ちで宿題に取り組まないと、上のクラスには上がれないのじゃないでしょうか。

それとも、今のレベルに合わせて基礎を固めたほうがいいのでしょうか。うちの子の場合は、宿題はどこまで頑張ればいいのでしょう?

Question

「時間がかかりすぎる」「どこまでやらせたらいいのかわからない」など宿題の悩みというのは実に多いのです。今回の悩みは、塾の先生の方針に反して宿題の範囲を勝手に広げていいか、というもの。プロの学習コンサルタントは、この悩みにどう答えると思いますか。

(1)塾講師はクラスのレベル、受験情報と経験に基づいて宿題の範囲を決めている。余計な手出しをせず、範囲は任せ、確実にやり遂げるようにサポートすべき

(2)塾講師はクラスのレベル、受験情報と経験に基づいて宿題の範囲を決めているものの、生徒個々の目標までは把握しておらず、範囲は親が決めるべき