本来の任務は「党最高指導部のボディガード」

こうした裏部隊は、かつては日本共産党が公表している組織体制図の中には示されていませんでした。

第二事務は、「権力に通じたスパイ分子や腐敗分子を摘発する」という名目で、党本部職員や幹部、はては地方党組織の党員たちまで尾行、盗聴、身辺調査するなど、集団での監視を行っていました。

第二事務の本来の任務は、党最高指導部(現在は空席の中央委員会議長、委員長、副委員長、書記局長クラスまで)のボディガードであり、右翼テロなどからこれら幹部の身体を守ることです。

本来の任務は幹部のボディガード
写真=iStock.com/LightFieldStudios
本来の任務は幹部のボディガード(※写真はイメージです)

そのため、第二事務の要員たちは、選挙などでの地方遊説の際、最高幹部の立ち回り先の警察当局と警備についての打ち合わせを行ったり、当該地方の共産党組織や議員たちとも接触を持ったりします。

したがって、こうした「幹防」(幹部防衛要員のこと)を常勤任務にしている党本部職員がいることは、少し長く共産党員として活動していれば、気づくことになります。