若い人を中心に、中古住宅をリノベーションして住む人が増えています。こう言うと、「リノベーションって、リフォームとはどう違うの?」と思うかもしれません。リノベーションとは英語で改装とか改修を表す言葉で、はっきりした定義があるわけではないのですが、私たちは次のように位置づけています。

日本の住宅は築年数がたつにつれて価値が落ちます。それを手直しして新築時の価値に戻すのがリフォームです。「お風呂が汚くなったからきれいにしましょう」「壁紙が汚れたから新しく張り替えましょう」というようなケースです。

一方リノベーションは、建物の構造体や躯体は利用するものの、まったく違う空間をつくりあげます。時には新築以上の価値を生み出すことも可能です。たとえば昔の団地型の間取りに、「田の字型プラン」といわれるものがあります。平面が田の字型に割れていて、和室が3つとダイニングキッチンがある間取りをイメージするとわかりやすいでしょう。