知らぬ間に「ヘイト商品」を買っている恐れがある

日本に住む私たちとしては、シャツに書かれた英文の内容まではさほど気にかけないことが多いのではないだろうか。カラーやデザインなどから得られる大まかな印象で服を買う機会は多く、個別の紋様とワードの意味まで毎回調べるわけではないだろう。

ましてや、日本であまりみないシンボルが実は過激派の象徴だったなどとは、知識がなければ気づきようもない。購入した本人に非があるというわけではないが、とはいえこのような商品がネットに出回っている以上、とくに見知らぬ店舗の商品の購入には用心するのが賢明といえそうだ。

当該の商品を購入すると、そのつもりはなくとも、極端な思想をもった組織に資金をサポートすることとなってしまう。また、コロナ収束後に海外へ赴いた際、入国審査で無用なトラブルを招いたり、現地治安当局と厄介事を生じたりといったことにもなりかねない。

あまり知名度のないブランドの服を買い、かつ見慣れないロゴやスローガンなどが入っているという場合には、念のため注意を払うに越したことはない。なにか特殊な意味を帯びていないか、ネット検索などで確認してみるのもひとつの防衛策になりそうだ。

【関連記事】
何から何までヒトラーそっくり…プーチン大統領がロシアを破滅に追いやる戦争を続ける本当の理由
「メルカリ」にはまる中高年が急増の「意外な事実」と「納得の理由」
佐藤優が明かす"実は「プーチンとしっかり繋がっている」国の名"
「なぜ原爆を落としたアメリカを恨まないのか」今の日本人に決定的に欠けているもの
「EUの脱炭素戦略はそもそも無理筋だった」ウクライナ戦争で明らかになったロシア依存の危険性