目標の点数に届かなくて悩む子にかける言葉

思い通りの点数に到達できなくて悩んでいるとき
✕ 実力もないのに、そんな点取れるわけないでしょ。/目標が高すぎるんじゃないの
◯ いいときも悪いときもあるよね

大人だって、人生は思い通りにいきませんよね。お子さんが目標の点数が取れなくて悩んでいるときには、「人生はなかなか思い通りにはいかないよ」と笑い飛ばして、「いいときも悪いときもあるよね」と優しく声をかけてあげるといいのではないでしょうか。頑張ったからといって、すぐに点数が取れるとは限りません。

絶対に言ってはいけないのが、「実力もないのに、そんな点数を取れるわけないでしょ」といった、けなすような言葉です。そもそも、目標の点数があるのはやる気があるということです。せっかくやる気があって目標を設定しているのだから、やる気をそぐような声かけをするのはよくありません。

勉強ができないために泣いている小学生の女の子
写真=iStock.com/TATSUSHI TAKADA
※写真はイメージです

クリアしやすい目標を設定するように促していく

ちょっと目標が高すぎると思っても、「目標が高すぎるんじゃないの! 自分の学力を考えてごらん」といったような、子どもを悲しい気持ちにさせる言葉ではなく、「はじめは目標の点数を少し下げて、それをクリアしたら少しずつ目標をあげていった方がいいんじゃない?」と声をかけるといいと思います。

到達が難しそうな目標ではなく、ハードルを下げてクリアしやすい目標を設定。そして、到達できたら少し目標を高くすることを繰り返す方が、レベルアップしていく感じがして、やる気が出ると思います。

アドバイス
親子ともに、成績やテストの点数が悪いときに学ぶことはたくさんあります。現状を正しく受け止めたうえで、どうすればいいかを考えて次に活かせるような声かけをすることが大切。どんなときも、子どもをけなすのはやめましょう。