また、「この電車や、走っているレールってどうやって作られていると思う?」のような疑問を子どもに投げかけながら、製鉄所や町工場の映像などを探してみると、親も一緒に学べたりするはずです。

こういった情報をあらかじめ検索しておくことで、子どもと一緒に動画で学びやすい状態がつくれます。

検索ワードでいうと、例えば、子どもが「生き物」に興味を持っていたら、書籍でもベストセラーになった「残念な生き物」というトピックから紐付け「生き物 残念」というワードで検索してみてもいいでしょう。あるいは、時代背景から「ウイルス 顕微鏡」などの検索ワードを使って、動画だけでなく、静止画をピックアップするのも効果的です。

父と息子で遊ぶデジタルタブレット
写真=iStock.com/JGalione
※写真はイメージです

続いて、Step2の説明をしていきましょう。

子どもにも積極的に動画を選ばせてみる

Step2では、子どもが動画を使って学習することに慣れてきたら、今度は、動画視聴の判断基準や行動指針のみを与えます。

具体的には、検索ワードで表示された動画の一覧から子ども自身に選ばせたり、検索ワードを一緒に考えて興味のある動画がヒットするか試させたりします。

「この動画の中で、一番面白そうだと思うものを自分で選んでごらん」
「この動画の中で、全然観たことなさそうな動画ってどれかな?」
「似たようなキーワードで検索し直してみたら、新しいものが見つかるかもよ?」

このような声がけをしながら、少しずつ子どものコントロールできる部分を増やしていきます。子どもの年齢が低ければ、親である自分が検索して、動画の選択肢(サムネイルやタイトル)を並べて見せてあげます。そこから子ども自身に選ばせていきます。

また、動画の視聴のさせ方にも、実はコツがあります。