サブスク、コンタクト…定期的に出ていくお金を見直す
3大固定費の次にチェックしたいのが、「なんとなく出ていくお金」です。もはや空気のような存在になってしまっていて、無駄なお金が漏れ出ていないか、定期的に確認しましょう。
「入学当初はヒマで動画配信サービスに入ったけれど、友達ができて忙しくなって見なくなった」ということであれば、サービスを解約したほうがいいですね。毎月定期的に引き落としがあるものは、その存在を忘れてしまいがちですので、銀行口座やクレジットカードを持っている人は明細書を見て、要不要を見極めましょう。
また「使い捨てタイプのコンタクトレンズは大事なお出かけの時だけにして、基本的に眼鏡に変えたら、年数万円浮いた」という声も聞きます。
月数百円でも、それが何個かカットできれば、年間で数万円の差になります。使わないもの、無駄なものにお金を使わないように、時々振り返ってみてください。
さらに、自炊を上手にできるかもコツです。テイクアウトや外食はどうしても高くなりがちですので特別な時に絞って、普段はできるだけ自炊の回数を増やし、多めに作って冷凍保存をしておけるとベストです。自炊上手は、一生もののスキルです。
アルバイトで月1万円でも収入を増やす
支出を抑えるのには限界がありますので、やはりアルバイトをして収入を月1万円でも2万円でも増やすことを検討しましょう。
大学生に人気の家庭教師のアルバイトですが、最近はマッチングサービスも人気です。大学名や希望の地域、金額、教えられる教科などを記入して、連絡を待つ、という方法です。申し込みがあれば、カフェなどで面談を行い、双方の合意が得られれば決定となります。仲介会社がいないため、手取りは多くなります。
筆者自身は、大昔の学生時代、隣町のスーパーに電話番号等の個人情報を赤裸々に張り出して(当時は個人情報の問題がない時代でした)、連絡を待つというアナログなマッチング方法で家庭教師のアルバイトを何件もした経験があります。相手のご家庭に好評をいただけると、友達を紹介していただいたり、兄弟姉妹を見ることになったりと、よい人間関係のなかで続けられることが多いのもメリットだと感じました。
ただし、直接契約のため、何かトラブルがあったときもすべて自分で対処することになります。経験者などの話を聞いてから行うのもいいでしょう。それ以外にも、ファミレスやカフェ、アパレル、スーパーなどでのアルバイトも人気です。仕事をする上での一通りの流れや人間関係などを、身をもって経験することで、収入だけでなく、社会人になって役立つことがたくさん得られるはずです。実際に、就職活動の際に、アルバイトの体験談を話すケースもあります。長い目で見てみると、時給の高さや楽に取り組めるか、以外の視点でも考える価値はあると思います。