企業人事担当者の「待遇にこだわる人とは働きたくない」という趣旨のツイートが物議をかもしている。人事ジャーナリストの溝上憲文さんは「あまりにも正直すぎるストレートな表現に面食らった。昭和の時代に戻ったような感覚。今の就活生の価値観は様変わりしている」という――。
あまりに正直すぎる表現
「新卒採用担当を採用したいと思い、沢山の方にご応募いただいているのですが、給与や待遇にこだわる人とは働きたくないのです」――。企業の女性人事担当者の実名でのツイートが炎上する騒ぎに発展した。
本人は本音を吐露したのだから、賛否を論ずる必要もないが、あまりにも正直すぎるストレートな表現に面食らった。同時にこの表現に、はるか昭和の時代に戻ったかのような感覚を覚えた。1980年代の昭和の時代であれば、おそらく違和感を持つ人は少なかったし、SNSがあったとしても炎上することはなかっただろう。
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