SNSはどう利用するのがいいのか。実業家の堀江貴文さんは「SNSは世界を変えた。使わないという選択肢はない。ただし、誹謗中傷などの問題もある。対話の通じない相手は躊躇なくブロックし、場合によっては警察に被害届を出す。機械的に処理したほうがいい」という――。
※本稿は、堀江貴文『最大化の超習慣 「堀江式」完全無欠の仕事術』(徳間書店)の一部を再編集したものです。
新型コロナワクチンの実用化もSNSのおかげ
SNSは世界を変えた。コミュニケーションのあり方を変えただけではない。
なにより大きいのは、情報そのものの質を変えたという点である。
SNSの登場以前は、情報の結びつきは「粗」だった。個別の情報は、あくまで個別の情報にとどまり、そこに有機的なつながりは生まれなかった。
それを一変させたのがSNSだ。個別の情報は、お互いに意味をもってつながり、「密」に、つまり有機的に統合されるようになった。その功績はまさに革命的だ。
たとえば今回の新型コロナワクチンはわずか1年足らずで実用にこぎつけられた。画期的な出来事である。SNSがなければそうはならなかっただろう。
SNSの歴史は浅い。ツイッター、フェイスブック、スマホの3点セットにより、事実上、日本でSNSが普及してまだ10年ほどである。
しかし、いまやSNSなしで暮らしを成立させるのは難しい。社会のさまざまなサービスがSNSを前提に設計されているからだ。
情報発信、情報統合、そしてコミュニケーションにおいて、SNSの利便は計り知れない。
あなたはそのSNSとどうつき合っているだろうか。
SNSを介したコミュニケーションにストレスを感じているひとも多いようだ。
SNSの浸透にともない、それは従来の性質を越えて、承認欲求やストレス解消を満たす場としてもにぎわっている。
そして周知のとおり、心無い誹謗中傷があちこちで飛び交っているのが現状だ。