知らない話題には「質問」すればいい

会話のなかで、「○○についてどう思いますか?」と質問されたとき、まったくその知識や情報を知らない場合もあると思います。

しかし、そんなときでも、「わかりません」「知りません」とひとことで答えないようにしましょう。

なぜなら、そう答えるのは正直な態度かもしれませんが、肝心の話自体がそこで終わってしまうからです。相手によっては、「この話はしないほうがいいな」「なんだか盛り上がらないな」と、ネガティブな印象を持たれる場合もあります。

自分が知らない話題のときには、素直に質問で返しましょう。

一定の興味を示しつつ、「まったく知らないのですが、それってなんですか?」と、聞いてしまえばいいのです。

「ネットフリックスは観ていますか?」
「それって知らないのですが、なんですか?」
「サブスクの動画配信サービスで、ドラマや映画が見放題なんですよ」
「すみません、サブスクってなんですか? わたしなにも知らなくて」
「ああ、簡単にいえば、月額課金の定額サービスですよ」

こんなふうに、あくまで相手の興味関心に沿って話をつないでいけば、いつでもいい聞き手になれます。

あなたが「知らないこと」は、自分が気にしているだけで、他人はほとんど関心がありません。

むしろ、知らないことをオープンにして素直に質問すれば、相手は親切に教えてくれるし、会話が盛り上がり、あなたの知識や情報も充実していくはずです。

相づちを繰り返すだけで聞き上手になれる

話を聞くだけでなく、その話を広げて盛り上げていくのは難しいものです。もともと苦手な人もいますし、何度も成功体験を積む必要もあるでしょう。

でも、特別な才能がなくても、話の流れをよくしてそれに乗っていける方法があります。それが、相づちを2回(場合によって3回)続けて打つことです。

代表的な相づちには、「はい」や「なるほど」がありますが、これを「はい、はい、はい」「なるほど、なるほど!」と反応してみるのです。